ぱちスロ 沖ハナ-30(おきはな):沖ハナ実戦が100倍楽しくなるコラム
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小指の付け根に痛みを感じるほどレバーオンに力が入るマシンに出会ったのはいつ以来だろう?
『ぱちスロ 沖ハナ-30』
連チャン沖スロの王者「沖ドキ!」撤去に伴い、その後釜を狙うべく京楽より発売された6号機沖スロマシン。
もちろん後釜を狙ったのは同マシンだけではなく、各社より続々とニューフェイスが登場しているが、その中でも今のところ6号機沖スロ市場はNET製の「チバリヨ30」が人気/稼働面で頭一つ抜きんでている印象だろうか。
しかし今回紹介する沖ハナ30は稼働面でこそチバリヨに水をあけられてはいるが、ゲーム性に関して決して劣っているわけではない。
むしろ抜群に面白いゲーム性を擁していると言っても過言ではない本機の魅力を存分に語らせていただきます、やあマルサンです。
ハイエナが美味しい
冒頭でゲーム性が面白いと言っておきながら、いきなりハイエナの話しかい!と思ったかもしれない。
でもさ、どうせ打つなら負けたくはないだろう?
適当に空き台に座ってプレイするよりも何かしらの打つ理由があれば触ってみやすくもなると思うので、まあとりあえず聞いてほしい。
〇〇Gから狙え!
巷ではBIG終了後400G以降、REG後であればBIG引くまで全ツッパと言われている。
REG後に関しては異論なし。そのような台を見つけたら問答無用でエナるべきだろう。
しかしBIG後に関しては、私の狙い目はもっと早く300G~でも十分打てるのではないかと考えている。
というのも実際のホールでは(天国チャンス抜け後の100Gヤメ以外では)333G仮天井抜け後ヤメが最も落ちているし、期待出玉率も300G~打ち始めで103.1%とまずまず。
少なくとも大ヤケドはしないだろうという、やや消極的な思考ではあるが、この戦略に基づき自身でコツコツと立ち回ってみた結果を以下に記載する。
取りまとめた簡易データではあるが、ひとまずご覧いただきたい。
項目 | 結果 |
実戦回数 | 36戦 |
勝敗 | 19勝17敗 |
初当りまでの平均投資 | 277.8枚 |
平均総投資 | 417.9枚 |
最大差枚数(勝ち) | +2393枚 |
最小差枚数(負け) | – 908枚 |
総収支(差枚) | +8430枚 |
【条件】300G以上で打ち始め、BIG後100Gでヤメ
いかがだろうか。
勝敗こそほぼ五分五分ながらも、収支に至っては+8430枚と大幅にプラっている。
これは、負けは最小被害で食い止めながらも勝つときは大きく勝つ、つまり勝負事において重要視される「損小利大」である証し。
もちろん103%程度のポテンシャルでさらにサンプル数も少ないとあれば、上にも下にもブレやすいので収支に関してはあくまで参考程度。
それよりも注目してほしいのは投資枚数。
初当りまでの平均投資は約278枚、追加分まで含めた総投資でみても約418枚で済んでいる。
つまり300G以降から打てば、5~6千円もあればとりあえず初当りを引ける可能性が高く、例え追加投資となった場合でも1万あれば何とかなる。
それが投資金額の低さに繋がっているわけだ。
これはやはり天井がBIG間最大999Gというのが大きい。
このBIG間というのがミソで、間にバケを挟んでも天井G数はクリアされない。
しかも最大999Gと謳ってはいるが、実際にそんなにハマることなど皆無。
正確な天井G数は100G以降の引き戻しモードからの転落時から数えて666Gなので、例え設定1の転落率1/96.3だとしても最深部の999Gがセットされるなんてことは稀。
設定 | 引き戻しモードからの転落率 |
1 | 1/96.3 |
2 | 1/94.1 |
4 | 1/91.0 |
5 | 1/88.1 |
6 | 1/65.5 |
(ほぼありえないが)仮にそんな地の底のような天井がセットされたとしてもだ、当然その間も通常抽選は行っているので天井到達前にほぼほぼ当たる。
てゆーかほぼ700G以内に当たる。
ちなみに私の経験上ではあるが、700G台までハマったのは自身で今まで1回だけ。
800G台ハマリは2.3回ほど見かけたことがある程度で、900G台ハマリに至っては今まで見たこともない。
改めて言うが、本機は“初当りが軽い”のだ。
さらにヤメ時さえ間違わなければ総投資額も軽くなりがち。
意外に語られていないのでこの場を借りて声を大にして言わせてもらうが、これが本機を語るうえで最も重要なセールスポイントだと私は思っている。
沖ハナ打ってみたいけど「波が荒くて怖い…」というイメージを抱く方は少なからずいるかと思う。
しかしそれは違う。
波の荒さこそ否定しないが、実際には安い金で手軽に遊べるマシン(※)なのだ。
※300Gハマリから打ち始め、BIGが当たるまで打ち100Gでヤメの場合
バケと天井には注意せよ!
…であるのだが、落とし穴もある。
通常時はモードがA~Cの3つ存在し、モードが上がるごとにBIG出現率が高くなるのだが、もっとも滞在率の高いモードA時のボーナスは基本的にバケ。
私のデータ上でも初当りの実に約67%がバケ。
設定とモードが上がるごとにBIG出現率は高まるが、基本的に通常モードでのBIGはラッキーくらいに捉えたほうが無難だろう。
もちろんバケ後は直での天国移行率も(通常時のBIG後と比べれば)高いのでチャンスではあるのだが、そんな頻繁に直行するものでもない。
設定 | REG後天国移行率 (全モード共通) |
1 | 12.5% |
2 | 16.0% |
4 | 19.5% |
5 | 23.0% |
6 | 37.5% |
つまり32Gを抜ければ、また自力で初当りを取りにいかねばならない苦行が待っている。
※REG後天国は32G以内での当選確定
無論バケ後はモードダウンしないし、天井G数もリセットされない。
ゆえに500Gを超えるような大ハマリを再ループするような危険性は低く、追加投資もそこまで膨らまないのでわりかし気楽に追える。
しかし問題は、当たってもREGばかりで天国にも上がらず、結局天井まで連れていかれた場合だ。
これは私の所感であるのだが、天井はBIG確定ではあるがその後のモード移行が通常時のBIG当選時よりも冷遇されているのではないかと感じる。
詳細なモード移行率が出ていないのであくまで推測の域を出ないが、少なくとも私の経験上天井BIG後は単発で終わるケースが多く(つまり天国チャンスへすら飛んでいない?)、この落とし穴に落ちると結構痛い目を見てしまうので注意が必要だ。
※再度申し上げるが、天井BIG後のモード移行に関しては完全に私の憶測であり、信憑性・正確性を保証するものではない
【知っトク①】天井BIGの見抜き方
さて、BIG確定ではあるが、あまり嬉しくない天井での当選。
あらぬ期待を持たぬためにも、暫定ではあるが天井当選を見抜く方法を教えよう。
本機の天井は引き戻しモードから転落後666Gであるが、転落タイミングを見抜く術はないので正確に把握することは不可能。
しかし、演出モードをエンジョイにしておけばある程度は見極められる。
エンジョイ時は当たる時は基本的に何かしら演出が発生するが、天井での当選時は無演出で告知が発生する。
つまりエンジョイモードでいきなり無演出で告知が発生すれば、それすなわち天井の可能性大ということになる。
液晶なくてもこんなに楽しい!
本機は沖スロとは思えぬほど多彩な演出を搭載。
スタート音の変化から発生するルーレットやドレミ演出は発展すればそれだけでドキドキできる。
◆ルーレット演出
▲確定パターン
「100」はBIG/REG共通。
他にも、「777」などがありBIG確定!?
◆ドレミ演出
「フォー♪」は確定だが、
「いっくよ~!」「きたきたきたー!」等の
乃木坂ボイス発生時はアツい。
第3ボタンを離す瞬間や次ゲームBETを叩く瞬間は、既存の沖スロになかった新感覚のアツさと言えるだろう。
また、本機はご存知のとおり国民的アイドルグループ乃木坂46とコラボしており、総勢全18パネル(デフォルト含めば全19パネル)で表面上では乃木坂色を前面に押し出している。
が、こと演出に限っては肝心の乃木坂との関係性がまるで見当たらないイカれた演出も多く、そこに慣れてくるとジワジワとツボってきて非常に楽しめる。
レバーオン時に発生する強烈な爆発音演出や(不意にくるとマジで椅子から転げ落ちそうになる)、壊れたレディオから発せられるノイズのような重低音演出はその代表格で、「アツさ」「サプライズ感」「クレイジー度」を絶妙なバランス感覚でミックスしたこれら演出は私の中でも特にお気に入りだ。
【知っトク②】出目にも抜かりなし
告知が発生すればボーナス図柄を狙うわけだが、第1停止の時点である程度フラグ判別可能。
もちろん適当に押してもボーナスは揃うが、せっかくなら第一停止時点でいち早くアツくなってみてはいかがだろうか。
左:BIGorREG両方の可能性あり。稀に金7が揃うこともある。
右:ご存知BIG1確目。中or右に赤7を狙って押してズルっと金7が滑ってテンパイしたときは……最高!
一見地味だが、実は最強の脳汁ブシャー目。(実戦上)金7確定!
演出モードを使い分けるべし
本機は連チャン機であるが、沖ドキのような速攻連チャンがウリではない。
もちろん上位の天国モードに移行すれば32G間でゴリゴリ連チャンするのだが、基本的には99G以内で引き戻し気味にボーナスを重ねるタイプ。
ここが物足りないという意見は多く、確かにその通りかもしれない。
しかし、私なんかはこのマッタリとした数珠つなぎ的な連チャンがまるで3号機裏モノのドリセブjrを彷彿させてくれる感じで妙に心地よかったりする。
長いようでいて気が付けばいつの間にか儚く過ぎ去ってしまう勝負所「99G間」を最大限楽しむため、私は演出モードを以下のようにカスタマイズしてプレイしている。
それぞれ理由とともに解説しよう。
【1G~33G】間 シンプル
沖ハナ30にとって、いや全ての沖スロにとってボーナス後の32G間は聖域。
そこは例え親兄弟であろうと何人たりとも立ち入ってはならぬサンクチュアリ。
告知ランプを凝視し全身全霊を込めてレバーオン。
光るのか光らぬのか?ただそれだけでいい。
己が全てをかけてマシンと向き合う僅か32Gの間に余計な演出はいらぬ。
ゆえにシンプルモードで充分だ。
【34G~66G】間 エンジョイ
32ゲームの濃密な時間を過ぎたら今度は逆に肩の力を抜いてリラックスしよう。
選択されるマップにもよるが、ボーナス期待度が他のゾーンより冷遇されている34G~66G間は結構寒い。
■マップ別ボーナス期待度
マップ | 1G~33G | 34G~66G | 67G~99G |
0 | LOW | LOW | LOW |
1 | MID | LOW | LOW |
2 | LOW | MID | LOW |
3 | LOW | LOW | MID |
4 | HI | LOW | MID |
5 | LOW | HI | MID |
6 | LOW | LOW | HI |
7 | SP | LOW | MID |
8 | MID | SP | MID |
9 | MID | LOW | SP |
このゾーンは基本的に当たらぬものと考え、その代わり演出を存分に楽しむためのエンジョイがオススメ。
「どうせ当たらねぇから」と思って気楽に打っていると、突然のレバーオン爆発音とかマジで脳汁ハンパないから。
【67G~99G】間 スタンダード
そして本機において最も重要なゾーンと言える67〜99G間。
このゾーンは最もボーナス期待度が高く、特に初当りBIG後は基本的に天国チャンス滞在となるので、何が何でもこのゾーンで引き戻さねばならない。
レバーオンと演出の全てに全神経を集中するべく無駄な煽りは一切不要。かと言ってアツい時はしっかりとアピってほしい。
本機を語るうえで間違いなく一番の叩きどころと言えるこのゾーンは、バランスのいいスタンダードでの消化がベストだろう。
とまあ、このような感じで演出モードを使い分けて楽しんでいる。
人それぞれ好みはあるだろうが参考にしていただければ幸いだ。
【知っトク③】ボーナス当選をいち早く察知。ヤメる時は必須!?
演出モード切り替えは十字キーの上下でいつでも変更可能だが、演出発生時の次ゲームは変更ができない。
これを逆手に取れば次ゲームでの告知発生をいち早く察知することがある程度可能。
演出は派手で分かりやすいものもあれば、遅れやスタート音変化、パネル一瞬消灯など分かりづらいながらも発生すれば確定or激熱となる違和感演出も様々存在する。
そんな時「あれっ!?」と違和感を感じた時は十字キーの上下を押してみよう。
そう、「演出発生時の次ゲームはモード変更不可」という法則があてはまっていれば、モード変更できない=つまりボーナス内部当選中濃厚ということになる。
特にヤメる時は必ずモード変更の可否を確認し席を立つようにしよう。
【補足】
実戦上、「遅れ」発生時は上記法則にあてはまらず普通にモード変更ができた。「遅れ」はボーナス確定のため聞き逃さないように注意しよう。
また、必ずしもモード変更の可否でボーナス内部当選中を見抜けるわけではない。(特にシンプルモードや天井到達時など)
あくまで参考程度に。
【おまけ】妄想コーナー
これは完全に私のオカルトなんだが、箸休め的に聞いてほしい。
この台は「純増:約4.0枚」と公表されているが、パネルによって純増枚数が違う気がする。
デフォルトの「あかりちゃんパネル」は公表どおり純増:約4.0枚ではあるが、
乃木坂〇〇ちゃんパネルは純増4.2枚くらい、
逆に乃木坂〇〇ちゃんパネルは純増3.8枚くらいではないかと睨んでいる。
データも取っているので、「彼女はめっちゃベル揃う」「あの女は純増少ない」と明確に名前を言えるのだが、私の存在ごと抹殺される可能性があるのでそれはやめておこう。
ヒントを言えば、幸の薄そうな笑顔の娘さんパネルには気を付けてほしい。
【編注】100%筆者のオカルトなので決して信じてはいけません
最後に
私は乃木坂46というアイドルグループに全く興味はない。いや正確に言えば“なかった”。
そんな私だが、先行導入地の九州福岡で初めて沖ハナ30に触れてからというもの確実に心境の変化があった。
今ではちょくちょくYouTubeで“はだサマ(裸足でSummer)”を聴いており、おかげで1G連時は「い~つ~も~のな~つと違うんだ~♪」とノリノリで口ずさんでいる自分がいる。(もちろんマスクの下で)
もちろんこれは沖ハナ30が持つ秀逸なゲーム性がきっかけになったのは間違いなく、本機に魅了されなければ乃木坂46を深掘りすることはなかっただろう。
そう言った意味で言えば私の知見を深めてくれた沖ハナ30に出会えて本当に良かったと思っているし、同時に財布の中身を暖めてくれたことに感謝している。
以上、乱筆ではあったが、少しでも本機の魅力が伝わってくれれば幸いだ。
本稿を読んで一人でも多くの方が「ぱちスロ 沖ハナ-30」に興味を持ち、実際にプレイしてくれればこれほど嬉しいことはない。
かく言う私も、「花盛り」をはじめ経験していない演出はまだまだある。
さあ、ルイボスティーを飲みながら一人微笑んで沖ハナ打ちに行こうか。
(文:マルサン)
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