e北斗の拳10のラッキートリガー


パチンコ・パチスロの歴史を語るうえで、今や避けては通ることができない北斗シリーズ。
連載開始から40周年の節目を迎えた昨年は「スマスロ北斗の拳」が登場し、現ユーザーはもとより暫く遊技をお休みしていたなんていう休眠層の方などにも注目が集まった。そして、今日に至るまでホールに熱狂をもたらしている。

そんな“北斗熱”冷めやらぬなか、今夏に登場するのが「e北斗の拳10」だ。
パチンコはスペック違いが多いのでシリーズの機種数は20種以上を数えるが、今作はサミーさんが放つ渾身のナンバリングタイトルとなっている。

また、本機は同社初のスマートパチンコ(スマパチ)ということもあり、枠が従来機から一新されている。リリースタイミングを北斗の新機種に合わせてくるあたりも強い意気込みが感じられるだろう。

今回は先行して試打を行ってきたので、その模様と本機の魅力をお伝えしていきたい。

試打開始

e北斗の拳10の筐体


まずは機械とご対面。
過去のシリーズ機でも度々採用された赤を基調としたカラーリングに、新デバイスが目を引く。ロゴギミックと死兆星ギミックはシリーズ機であれば、SPリーチ発展時や進行中など重要な局面をメインに作動しているイメージがあったが今作は果たしてどうだろうか。

e北斗の拳10の図柄テンパイ


早速打ち始めてみると、数回まわして図柄テンパイが成立。
なかなかノーマルリーチの挙動をピックアップすることは少ないと思うのだが、伝統あるシリーズ機だからこそ気付いた要素があったのでご紹介しておきたい。

リーチ時に流れるサウンドがとても懐かしいのだ。
シリーズでいうと「ぱちんこCR北斗の拳 ラオウ」(2008)や「ぱちんこCR北斗の拳 剛掌」(2010)のあたりだろうか、多少アレンジは感じたものの当時の記憶を呼び戻すものが採用されていた。他にも歴代シリーズの要素は盛り込まれていると思うので、気になる方は是非ホールで確認してみてほしい。

自己紹介が遅れたが、今回の試打を担当しているのは当時から北斗シリーズを愛する一撃編集部のナイスミドル、もとい40歳のおっさんだ。

BATTLE MODE突入までの流れ

本機はまず1/348.6で抽選されている大当りを目指し、当選時のボーナスの種類でその後の移行先を告知する。
「神拳勝舞」当りは消化後のバトル勝利から、図柄揃い大当りは出現時点で「BATTLE MODE」突入濃厚となるのが特徴となっている。

e北斗の拳10の画像


「神拳勝舞」当りは図柄消灯や弱SPリーチハズレを契機に当選することから、図柄揃いを煽るバトルリーチの後半やストーリーリーチへ発展すれば大当り+「BATTLE MODE」突入の大チャンスとなる。
本機の最強リーチ「練気闘座リーチ」発展時は固唾を呑んで、その結果を見守ろう。

上記の他にも「世紀末チャージ」というおまけ当りが搭載されているが今回はメインルートに絞って紹介していく。

キリン柄のカットインは大チャンス!?

初の「BATTLE MODE」突入は図柄揃いから。
シンの回想連続予告が2連し、図柄テンパイ時に強敵背景が発生、更にバトルリーチの後半中にキリン柄カットインが発生して大当りとなった。

予告やリーチ時のチャンスアップなど、本機からの新要素はあるものの、正にシリーズの王道パターンとも言える展開であった。当確までに同じバトルリーチの後半発展で緑カットインを5回ハズしていたので、今作においてもリーチ終盤のカットインには、メリハリある信頼度差が設けられていそうだ。

e北斗の拳10のリーチ演出

無想転生チャンスの発生がHYPERへの鍵!?

BATTLE MODEは大当りとモード転落を併行して抽選し、継続率は約80%。
80%という数値だけでも、これまでのシリーズ機を彷彿させる高継続仕様なわけだが、今作では更に上を行く上位RUSH、「HYPER BATTLE MODE」が搭載されている。

e北斗の拳10の


突入契機はBATTLE MODE中の10R大当り当選時の約36%で発生する「無想転生チャンス」の成功となっており、成功時はラッキートリガーが発動し継続率は約89%まで上昇する。

e北斗の拳10の


今回の試打では3度目のBATTLE MODE中の大当り連チャンで「無想転生チャンス」が発生。液晶内に表示されるアイコンの強弱について現時点では判明していないが、今回は復活演出と思しきタイミングで成功告知が発生した。

演出モードはBATTLE MODE、HYPER BATTLE MODEともに「ケンシロウ」「ラオウ」の2種から選択可能。対戦相手やチャンスアップなど、通常時と同様にシリーズ機を踏襲した要素が随所に盛り込まれていたのが印象的だった。

e北斗の拳10の無想転生チャンス

高継続こそ北斗シリーズの真骨頂

HYPER BATTLE MODE突入時の出玉期待値は約13452個※1と高く、更に消化スピードも速くなるため、瞬発力が格段にアップする。

また、消化中は何かしら演出が発生すれば図柄揃いに期待が持てるため、新デバイス「ウェーブギア」や同社お馴染みの「キリン柄」を使用した告知など、高信頼度パターンが出現した際は興奮必至となる。
※1 初回平均出玉(約380個)+LT突入前RUSH出玉期待値(約4179個)+LT突入後RUSH出玉期待値(約8893個)の合算値

e北斗の拳10の無想転生


その後はあれよあれよという間に大当りを重ね、出玉は10000個over。
試打時間が残り1時間まで迫っており、無事に取れ高が足りて安堵したのはここだけの話だ。

e北斗の拳10の獲得出玉

試打の感想

速さと出玉力の掛け合わせは昨今のトレンドであり、他を見渡しても類似スペックは存在するだろう。

しかし、ゲーム性を語る上では出玉性能は一部に過ぎない。
「P北斗の拳 暴凶星」や「P北斗の拳 強敵 LT」など、現在のホールでシリーズ機が支持を集めていることからも、絶妙な演出バランスや、打ち手を魅了する唯一無二の魅力が北斗にはあるのだ。

“10”を冠した記念すべきメモリアル機。
あなたも今夏、ホールで滾る“北斗熱”を、体感してみてはいかがだろうか?

「e北斗の拳10」はいよいよ8月5日(月)より、全国導入が開始!

機種について更なる詳細が知りたい方は下記の機種ページをチェックしよう。
「e北斗の拳10」の機種ページはこちら

取材/一撃編集部

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