稼動日記51 回胴回顧録「緑ドン VIVA!情熱南米編」編|禁断症状 ~実家の仏壇がスロット台に見えたので~

稼動日記51 回胴回顧録「緑ドン VIVA!情熱南米編」編|2014.10.05(日)

先日の夜中、自宅の玄関が急に、ガタガタガタガタ! 震えだしまして......ぎょっとして飛び起きました。

その日は家に1人でいたものですから、私は手元にあったエロ雑誌を丸めて持って、恐る恐る洗濯機を確認しに部屋を出ることにしました。

もちろんその間もずっと、ガタガタガタ! 鳴り続けているわけです。

「やだなぁ、怖いなぁ」なんて言いながら、ええ、ゆっくり玄関を確認しましたら......そこには、3メートルほどもある、クワガタムシがいたんです。

「怖い怖い怖い怖い怖い! ナンマンダブナンマンダブナンマンダブナンマンダブ!」

私は必死でお経を唱え続けまして、何分か経ってふと耳を澄ますと、ガタガタ音が消えていたんですね。

ホッ......として肩の力を抜いて安堵の表情しましたらその瞬間!

「そんなお経意味ないよ」

耳元に真っ赤な目をしたクワガタムシがいつの間に立ってまして、それで私、挟まれて気を失ってしまいました。

どうも、実話怪談の名士、松本ミゾレです。

今回はですね、またまた懐かしの機種についてお話しさせていただければ、と思っております。

嗚呼、黄金の日々...誰もがVIVA!と叫んだあの頃

ユニバーサルのマスコットキャラクター、ドンちゃんが中国を舞台に大暴れした先代「緑ドン」の人気を経て開発された後続機種。

それが「緑ドン VIVA!情熱南米編」です。

本機がホールデビューしたのは、2010年の12月中頃。

まだまだホールではロデオの「新鬼武者」が看板機種として活躍していた時期でした。

「新鬼武者」のART純増枚数は1.4枚とされていましたが、本機の純増はこれを上回る1.5枚。

「緑ドン」が1.3枚だったことを考えれば、打ち手には着実に高純増が望まれていたことを証明できるでしょう。

その挙句には純増3枚なんて爆裂スペックのマシンが横行するようになったわけなのですが、それでもこの時期にここまでの純増を誇るARTマシンの登場は、当時は過激で、向こう見ずでありました。

「緑ドン VIVA!情熱南米編」は何よりもARTの「アマゾンゲーム」とボーナスの連打で延々とコインを吐き出させることも可能なスペックが魅力的。

出玉の増加スピードは昨今のマシンからすればさほどのものではないものの、現在もホールに純増1.5枚のマシンが稼動しているという状況を鑑みるに、本機のバランスが相当に評価されていたことが分かります。

実際、あまり過激な勝負を控えたいというスロッターからすれば、ARTの純増はこれくらいでセーブされていたほうが安心できるという意見もあるでしょう。

AT機が復活してしまった現在では、勝ちにいく場合はAT放出に期待できるゾーンばかりを狙う味気ない勝負に徹する必要があるし、ビッグも搭載されていないことが多いので、財布の中身によっては打たないほうが懸命ということも。

それと、やっぱりパチスロは7を揃えてナンボという面もあるので、ボーナスの合算確率もそこそこによい本機は、打っていてもあまりストレスを感じることはありませんでした。

 

緑ドンが究極進化!アマゾンゲーム

本機のARTは、ボーナスとのダブル抽選を行っています。

ドンちゃんシリーズではお馴染みのシステムですが、これによってボーナスとARTを同時にゲットできる可能性もあったというわけですね。

特に高設定っぽい台を打っているときはありがたいこの仕様。

本機はたとえARTに突入させても、それだけで安泰というわけではありません。

「ドンちゃん 祭」のような、なんかよく知らない間にセット数上乗せされてるっていうタイプの台とは違い、本機はARTのセット数は高設定でもガンガン溜まるものではなかったはず。

ループ抽選もあるにはあるのですが、先代のように最大95%継続っていうドリーミーな仕様でもなく。

ではどうやって出玉を増やし、ゲーム数を延命するのかと言うと、そこは緑のドンちゃんシリーズ......鍵を握るのはやっぱりビリーなのでした。

赤茶色のヤマアラシのような怪生物ビリーをゲットすることで、先代と同様にARTの延命が可能になるのです。

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もちろん今回も、ビリーゲット後はリール下のランプが神々しく点灯!

ただし本機のゲーム数上乗せは、少々変わった演出の元に行われます。

その演出が「EXTREM RUSH」

これは1セット50ゲーム固定のART「アマゾンゲーム」の消化中にビリーと遭遇を果たすことで突入することのできる上乗せゾーン。

一旦これにぶち込むことができれば、たしか毎ゲーム最低5ゲーム以上の上乗せが、70%くらいで継続するんでしたっけ。

まあ大抵は20ゲームぐらい上乗せした辺りで終了するんですけど、この最大継続率が95%だったから、こうなるともう容易には終わらない。

某尻叩き機種のおしりぺんぺんタイムが、ゲーム毎に抽選されるようなものです。

しかもコンボが続くと5ゲーム刻みでコンボボーナスとしてゲーム数が追加されるのですから、エライことでした。

時折30ゲームとかも乗るので、「とにかく終わらない、95%濃厚だ」という時には、もうお口をぽか~んと開けたまま、晩飯の献立でも考えてればひたすらゲーム数が伸びていくことになりました。

「EXTREM RUSH」中はドンちゃんがサーフボードに跨って、延々とビリーと曲芸を披露してくれるんですけど、よく見ていると「出前」とかいう意味不明な技もあって面白かったですね。

この曲芸の中には継続率が高い時しか選ばれないものもあったから、おちおち見逃してはいられませんでした。

つまり本機で爆発させたいなら、ARTにぶち込んで、とにかくレア役引いてビリーゲットして、気合いで「EXTREM RUSH」を連荘させることが不可欠だったわけです。

で、これだけならちょっとキツいイメージなんだけど、実際には「アマゾンゲーム」中のシングル成立時に無限ARTも抽選してるから、案外安定して続くということも頻発しました。

無限ARTになると、ロケットにロープを括り付けたボードでアマゾン川を滑走するドンちゃんの勇姿が拝めます。

このときうっすらと歌が流れてくるんだけど、大抵どこのホールでも音量が小さくて聞こえなかったな。

ビッグ中の演出、貴方はどれを選んでた?

本機のビッグボーナス開始時には、打ち手がARTとビリーをゲットした時の告知パターンを選ぶことができます。

いつものようにチャンス表示からのドン揃いを楽しむか、それとも新キャラのファビオとマリアの兄妹が活躍する完全告知を楽しむかは人それぞれでした。

ボーナス中のART告知後には液晶上でサンバカーニバルが開催されることになるわけですが、この時に流れるBGMは「サンバ・デ・ジャネイロ」のアレンジ。

ARTを射止めた達成感とこれを祝福するような音楽、この後の展開への期待感などが一気に押しあがり、ウキウキしてしまったわけです。

もちろん、チャンス告知はチャンス告知で悪くありませんし、たまにこっちを選んでたこともありました。

けれどチャンスパターンの赤背景とかで外すと、なんだかどついたるねん赤井秀和な気持ちになったことも。

ねえ、触って......業界初のビリータッチセンサー

ユニバーサルの開発陣は優秀です。

打ち手の想いをきっちりと汲んでくれるところがあります。

それは本機においてもがっつり反映されていたもの......初代「緑ドン」で、ドンちゃんは万里の長城を舞台に愛すべきマスコットのビリーをおさわりしまくっていました。

筆者はその当時思ったものです。

「ああ、俺もタッチしてえ。ビリーのモフモフの毛並みにタッチしてえ」と。

その祈りは天に通じたました。

本機の筐体上部には、まるで狛犬様のように荘厳なビリー役モノが鎮座していたのだから。

もう遠慮をすることはない! 誰もが、いつでも、好きな時にビリーと触れ合う機会を与えられたのだから。

そんなわけで筆者はとにかくビリーに触れたものでした。

フワフワでもモフモフでもなく、カッチカチだったものの、満足です。

ところがユニバーサルはこのビリーに途方もない夢を詰め込んでいました。

なんとこのビリー、タッチセンサーを内蔵していたのです。

契機は突然に訪れる。レギュラーボーナスの消化中、連続演出失敗時などに、突然半笑いのドンちゃんが登場して、左右どちらかのビリーに触れと命令するのでした。

この時、打ち手は究極の選択を迫られることに! 左右どちらかのビリーに触れることで、50%の確率でARTゲット。

しかし肝心のビリー役モノときたら、どっちも愛らしくって堪りません。

選べだって? 選べねえよ!

だもんで筆者は、この時ばかりは泣く泣くレバーオンで50%の抽選に賭けたり、あるいは左右のビリーを同時にタッチする、通称「ビリーどっちも盛り」で乗り切ったものです。

ちなみに、レギュラーボーナス中はこのビリーゲットチャンスが頻発することから、一般的にはハズレと見なされているレギュラーボーナスもなかなか悪くないものでした。

進化を続ける緑のアイツ。さて続編は?

「緑ドン」も、本機も、どちらも非常にゲーム性の高い名機と言っても差し支えないはずです。

順調にグレードアップを果たしてきた「緑ドン」シリーズですが、その後の決定版的続編は、まだまだお目見えしていません。

某オーロラではARTまでの異常に険しい道のりを強いることでユーザーに辟易され、本機の続編機種として「緑ドン」では二度目の「VIVA」を冠した最新機種もまた、鳴かず飛ばずとなりました。

正直、この2機種はいちユーザーとして、打ってて全く面白くなかったです。

「どうしちゃったんだ!? お前の実力はそんなもんじゃねえだろ!」

そういう気持ちを抱いたユーザーさんも大勢いるはず。

ユーザーの要望というものは生ものですから、日々刻々と変化しています。

それを開発陣が毎度完璧に汲み取ることは、これは不可能でしょう。

ただし、元々完成度が高いシリーズだったわけですので、外野として言わせてもらうならば、「ガワだけ変えても俺達、普通に打つよ?」と言ったところで、今回は筆を置かせていただきます。


(C)UNIVERSAL ENTERTAINMENT

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